雑記

Web3とエロ本自販機のお話

21世紀はじめの頃はまだ「年齢や性別といったユーザー登録情報」や「アンケート的な手段によって入手した情報」を頼りに広告を表示するような手法がメインだったように記憶しています。
潮目が変わったな、と感じ始めたのは「ロングテール」という考え方が普及した辺りでしょうか。

今ではネット上のアルゴリズム的なものは恐ろしいほど進化しまして、どんなサイトを見ているのか、何を検索したか、好きなミュージシャンやタレントは誰なのか、政治的宗教的にどのような感じか、心身のどのような面で不安を感じているのか、個人の行動から的確に拾い上げ、利用者に応じたインターネットの世界を構築してくれます。知りたい情報が近くにあるという状態は大変素晴らしいようにも感じられますが、一度凝り固まった考えがどんどん増幅されていってしまう、という危うい面もあります。実際、ピザゲート事件や反ワクチン運動を始めとする陰謀論的な問題が起きてしまっているのも、個人的にはこういった、取捨選択の表示アルゴリズムによるものなのではないか、と感じている次第です。

そんなことを考えている私のブラウザに表示された広告が「昔のエロ本自販機のプラモデル」。
「新型コロナウイルスの真実を伝える本」でも「元首相を狙った黒幕を伝えるニュース」でもなく、「昔のエロ本自販機のプラモデル」をおすすめしてしまう、そんな形に育ってしまった自分向けのアルゴリズムを大変いじらしく感じてしまいました。今、手元に「昔のエロ本自販機のプラモデル」があることは言うまでもありません。

このような購買行動を「GAFA的なものに操られている」と捉える人もいるかも知れませんが、彼らは「エロ本自販機のプラモデルを中年男性に買わせよう」と考えるほど暇ではないでしょう。勝手にアルゴリズムが動いているだけです。

そういった意味でGAFAで物事を捉えるというのはなんとなく、インテリジェントデザイン論的なものに似ているところもあるのかな、と考えてしまうこともありますね。そうでもないですかね。

世間的にはWeb3ということで、個人的にはよく分かっていないせいか、あまりノれないところもありますが、ブロックチェーン技術やメタバース的な世界から「昔のエロ本自販機のプラモデル」をオススメされる日が来ることを待ち遠しく思います。

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